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2006/06/16

Warm Hearts

Warmheart                 GR DIGITAL

確かなものを求めて彷徨うとき、

人はWarm Heartsに出会う。

見せかけだけではない、本当のあたたかいタマシイ。

                       父の日に亡き父へ捧ぐ

父の夢を見た。いつもそうだったように、おどけたように笑っていた。あたたかい光が射していた。

父は今の私より少し若い頃に、弁護士になった。数々の挫折と逆境(それは並大抵のことではなかった)の末、自らの力で夢を叶えた。

夢を叶えた父はその後どうだったか。家族を充分に養い、外ではたくさんの人に囲まれていた。それでも、私は、父が孤独だったように思われてならない。集まってくる人はステータスや利益目的の人があまりに多い。家では、年頃になった娘がどんどん生意気になる。

それで、父はどんどん速度を速めていったように思う。昼も夜も休みもなく、がむしゃらに働いた。その末に肺がんになり、4ヶ月で逝ってしまった。

がん病棟にはそれこそすごい人たちがたくさんいた。政治家もいた。でもどんな肩書きを持っていようとも、みんな「死」の前に平等だった。ステータスやお金は死ぬ時には持ってはいけない。考えてみれば、私たち健康な者だって、「死」の前には平等なはずで、いつしかそれを忘れ、悲しいことに、何かを得ることに夢中になってしまう。

死を目の当たりにして、シアワセとは何かを考えざるを得なかった。その時、それまで積み上げてきた、弁護士になる夢も、するりと剥がれるように飛んでいった。弁護士という職業は素晴らしいものだと今でも思っているが、私はそれでシアワセになれるか、と言われれば、たいした自信がなかった。ステータスや肩書き、そんな薄っぺらいものの人混みの中でシアワセに生きていく自信がなかった。

夢を見失った日々は辛かった。漫然と仕事に就き、漠然と働いていた。さまよっていた私を助けてくれたのは、様々な人との出会いだった。のの彼君、尊敬すべき上司、そして、生徒。。。ある生徒が修了のときに言った。「生きることそのものが夢」だと。重い障害を持って生まれた生徒さんだった。

その頃から私も、生きること、そのものの中に夢を見出そうとするようになったように思う。

考えてみれば、父の最後の言葉は「まぁ、ゆっくり生きなよ。」だった。ペースダウンして、生きることに目を向ければ、そこに見えてくるものがきっとあるように思う。

たくさんのWarm Hearts、それも見せかけだけではない本当の温かいタマシイ、それらを拾い集めながら、前を向いていきたい。本物を見分ける目を養いたい。

その記録がこのブログです。

                                      BGM:My Way/Def Tech

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» test [あなろぐちっく]
こんにちは。ののさんの御父上と重なる部分があるなんて、とても嬉しいです。 ここ数年は頭の中がぷつんと切れたように、少し考えを変えるようにしてます。 一番は真面目にこつこつと子供と老後に備えることはしないようにしようということ。 つつましくしすぎて子供たちに気をつかわれるようなことがないようにしてます。... [続きを読む]

受信: 2006/06/20 15:31

コメント

nonoさん
今日の言葉、特に感動です。
いろんなことを考えちゃった。
>でもどんな肩書きを持っていようとも、みんな「死」の前に平等だった。
こういうことって病気になって初めて気付くのですよね。
いろんな本にも書いてあるし、体験記も読んだことがあっても、実際に降りかかってこないと
そういうことに関して本気で考えられないし
よく分からないものだと思います。
ののさんの辛かった別れ。
絶対に天国で、今、一生懸命生きてるnonoさんを応援しているはずですよ。
感じるでしょ!

投稿 sarah* | 2006/06/16 23:13

「まぁ、ゆっくり生きなよ。」
その言葉がnonoさんに伝えられたのなら、
お父上もある意味満足だったのでしょう。

おいらも心筋梗塞で、死をある程度覚悟した時、
自分自身の死に対する恐れは、さほど持たずに済んだんです。
これも運命なら受け止めようって気になりましたからね。
ただ、周囲の家族、友人知人への想いが残りました。

投稿 k2dmd | 2006/06/16 23:31

素晴らしい写真にお言葉。心にグッときました!!
とても温かいです。感動をアリガトウーーー♪☆

投稿 ホセ | 2006/06/16 23:38

こんにちはー。
アンカメレンでお世話になっております
namosukeです。
ステキなお写真とお言葉、いただきました。
明日は父の日ですねー。
私もたまには電話してあげようと思いました。

投稿 namosuke | 2006/06/17 16:56

nonoさん、若いのにもう、一番大切な事がちゃ~んと解っておられて、感動しました。
涙にも意味があったのですよね。
お父様もきっと、うんうんと頷きながらほほえんでいると思います。

投稿 のあ | 2006/06/17 21:05

★sarah*さん、こんばんはーー。
感動だなんて、ありがとうございます。
父が亡くなったことは悲しいことでしたけど
それがなければわからなかったことがたくさんあったことに、今ひしひしと気づいています。
がん病棟で肌で感じたこともそうです。
本などで垣間見ることはできても、
やっぱり患者さんたちの日々の表情、急変、それに対する他の患者さんたちの状況、家族…
そういうものを肌で感じるというのは、私にとってはかけがえのない経験になりました。
父が残してくれたものは計り知れません。
父が応援してくれてる、そうですね、そう言って頂けるととても救われます。

投稿 nono | 2006/06/17 21:34

★k2dmdさん、こんばんはーー。
病気になってから父は私たち娘のことをとても心配していました。
それで、なんとか生きているうちに試験に受からせるか、結婚させるか、とても焦っていました。
でも病状がかなり悪化したある日、「ゆっくり~」と言ったのです。父もそのことをその時に悟ったようです。
死を目前にした人が悟った時に言う言葉には真実があると思いました。
k2dmdさんも死を覚悟されたことがあるのですか。
周りのことが心配になるのは父も同じようでした。k2dmdさんもお大事になさってくださいね。

投稿 nono | 2006/06/17 21:41

★ホセさん、こんばんはーー。
温かいと言っていただけて嬉しいです。
温かさがあるとすれば、父と、その後娘と一緒に悩み支えてくれた母からもらったものだと思っています。
ありがとうございます。

投稿 nono | 2006/06/17 21:49

★namosukeさん、こんばんはーー。
ご訪問嬉しいです♪
ステキだなんてありがとうございます。
そう、明日、父の日ですね~
なんだか母の日の方が大々的って感じですから
お父さんも大切にしなくちゃ、ですね☆
namosukeさんのところにも遊びにうかがいますね♪

投稿 nono | 2006/06/17 21:52

★のあさん、こんばんはーー。
そんなそんな、まだまだ分からないことのほうが多くて困っています。
今の時点で分かっていることを書きましたが
のあさんやmintonさんのようなステキな
歳のとりかたをしていくために、
いろいろなこと知りたいなぁと思う今日この頃です。
ありがとうございます。

投稿 nono | 2006/06/17 21:55

お父様は、素敵な方だったのだと
文章から感じました。
お父様の言葉。いい言葉ですね。
毎日、忙しく過ごしている時に
nonoさん、思い出されるのでは??

投稿 ricora-s | 2006/06/18 00:16

nonoさん、こんにちは~。
お久しぶりです。

お父様、本当に素敵な尊敬される方だったの
ですね。
それは、今のnonoさんにしっかり受け継がれて
いると感じましたよ。

病気を抱えてる母のことは、気くばりしてる
のに、元気(そうに?見えるだけ)な父のことは
当たり前のようにしか思っていなかったこと
考え直せそうです、父の日だしね!

かなり遅れちゃったけど、リニューアルおめでとうございます、
そして、やっぱり!nonoさんイメージどおりのキレイな方で、感激です。

投稿 ビオラ | 2006/06/18 10:30

思わず泣きそうになりました。
ぼくは御父上に比べたら、実にスローライフです。でももっとゆっくり生きたいし、ぼくの子供たちがnonoさんのように感じられる部分を持ってほしいと願っています。
御父上の伝えたかった気持ちはしっかりnonoさんに伝わっていますね。

投稿 minton | 2006/06/18 10:34

★ricora-sさん、こんにちはーー。
父もね~悩みながら生きていたと思います。
だから最後の言葉には真実があると思って
大切にしているんです~。
そうなんです~このごろなんだか忙しい忙しい
とペースアップしている私自身への戒めでもあります。
ありがとうございます。

投稿 nono | 2006/06/18 13:00

★ビオラさん、こんにちはーー。
うわーーーお久しぶりです~!ご無沙汰してます~。
来てくださって嬉しいです♪
あは、ありがとうございます。
父の偉大さは亡くなってからよく思いますが
まぁ、お茶目なかわいいお父さんでしたよーー(笑)
そう、お母様の具合大丈夫ですか?
お父さんも空気のような存在になってしまいがち
ですよねーー。私もそうでしたから。。
そんなお父さんのためにも父の日ってステキな日ですね。
そうそう、リニューアルです~ありがとうです~。いえいえそんなことはないんですが、これからもどうぞヨロシクです。
夏、九州に行って生ビオラさんとお会いしようと思っていたのですが
どうやら、のの彼君と休みが合わずダメになりそう。。残念(>_<)

投稿 nono | 2006/06/18 13:07

★mintonさん、こんにちはーー。
私はmintonさんがどうしても父に重なってしまうのです。
mintonさんはまだ父よりはお若いですけど
ご活躍されながらもいろいろ苦悩しながら生きておられるのが
父もそんなこと思っていたんだろうなぁ
なんて、いつも考えます。
父が生きていた頃も父の苦悩を感じていました。父はそういうこと決して口にしませんでしたけど。
だから、考えてないように見えたとしても
娘さんたち、きっと感じておられると思いますよ。

投稿 nono | 2006/06/18 13:12

生き急ぐときっと、もっと楽しかったり、見えているはずだったり、感じたり出来ることを
こぼしてしまうのではないかなぁなんて思いました。
ゆっくり…それは簡単そうで、難しいかもしれない。でも人には、とても大切なことで時折思い出さなくてはいけない時の流れなのでしょうね。

投稿 カルダモン | 2006/06/19 23:06

★カルダモンさん、こんばんはーー。
父は本当に生き急いでしまいました。
父なりの寂しさの中でのことだったと思うので
娘としてもっとできることがなかったかと思う毎日です。
でも、本当におっしゃるとおり、ゆっくりって
難しいですよね。ついつい急いじゃう。
周りの景色が見えなくなっているときは、あ、と思って意識的にペースを落とすようにはしていますけど。。。
そうですね、ゆっくりとした時間の流れを時に思い出すことってとっても重要ですね。ありがとうございます。

投稿 nono | 2006/06/20 18:43

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