禁煙229日 変わらないもの
最近、「人は変われない」という深い諦めに似た気分になることがある。
「人が変われるか変われないか」について人それぞれの人生経験からいろいろな見方が出てくることと思うが、私の人生経験からは、変われない、というところにどうも落ち着いてしまう。
司法試験をやっていた頃の後半、自分のそれまでの価値観ではどうしてもやっていけなくなった。それで、一つ一つ、自分の価値観を否定していっていた。簡単に言えば、自分の全てが嫌で、嫌いだった。結局、全部否定して違う人間になろうとしていたと思う。とても尊敬する友人がそばにいたので、彼女のようになりたいと切に願っていた。
価値観がいったん全て崩れるというのは、今から考えても恐ろしい経験だったと思う。でも、そのどん底の次には、上にいく道だけがあって、どんどんとひたすらに上ってくることができた。
それで、その道の途中で、変わった自分を感じるようになった。これは結構な驚きだった。願ったように変われたのは本当に不思議だった。
お手本にしていた友人のあとをついていっているように、今でも「彼女もおんなじこと言ってたよな~」と思うときがたくさんある。
そんな風にして、私は彼女に「似た」。けれど、彼女になれたわけではない、当たり前だけれど。最近、よく思うのだけれど、嫌で徹底的に否定してきた自分の、暗の部分、がまだそのままの形で私の中に残っている。
そしてそれが、私の根本的なものだということも感じる。だから、努力して、友人に似た、といっても、それはどうしても細部のことでしかなく思えて、根本は何にも変わっていないじゃないか、という深い諦めに至るわけである。
そうなってくると、もはや、否定しているわけにもいかない。そういう、自分の暗の部分も抱え込んでとにかく前に進んでいかなければならない。
結構大変なんだなぁ、なんて思う、GWの初日。
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